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ホンモノ宇宙飛行士が書くリアルSF『アポロ18号の殺人』知的好奇心を満たすミステリー|おすすめ本レビュー(ネタバレなし感想)
ゲームクリエイターで大の読書家でもある、小島秀夫監督が激推ししていたSFミステリー。本物の元宇宙飛行士が書いた、アポロ時代の宇宙開発競争のifにミステリーを掛け合わせたかなり異質な作品で、宇宙飛行士の人柄や開発競争の舞台裏がリアルに垣間見える。スリルあり、なるほどありの、とても満足度の高いエンタメ作品だった。 -
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【おすすめSF】読書でしか味わえないナナメな主人公がジワる『マーダーボット・ダイアリー』|おすすめ本レビュー(ネタバレなし感想)
主人公は警備ユニットと呼ばれる人型機械(アンドロイド)で、警備会社のプログラムを自らハッキングして自由を得た。所有する企業から見れば不良品とも言える、意思を持った機械である。 この“意思をもった機械”の描かれ方がとてもユニークで、それがこのシリーズのいちばんのおもしろポイントになっている。 -
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ガンダムの元ネタも?パワードスーツSFの原点と最新を読みくらべてみた『宇宙の戦士』『この地獄の片隅に』|おすすめ本レビュー
パワードスーツといえば、日本では機動戦士ガンダムや新世紀エヴァンゲリオンなど巨大なロボットものから、海外はアイアンマンなど等身大の超人ヒーローまで、SF界ではとてもメジャーな存在だ。 パワードスーツSFの最新作を揃えた短編集『この地獄の片隅に... -
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ミステリー初心者にもおすすめ『メイドの秘密とホテルの死体』世にも“かわいい”ミステリー|おすすめ本レビュー(ネタバレなし)
ミステリー大好きな小島秀夫監督(ゲームクリエイター)の推し本のひとつ『メイドの秘密とホテルの死体』を読んだ。 普段ミステリーはほとんど読まないのだが、面白い本を紹介している人が紹介しているミステリーは読む。 特に“人物が魅力的”という推され方をしているものは、好んで手を出しがちである。 この作品はミステリー初心者の自分でもかなり楽しめた当たり作品だった -
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過剰ハラスメント時代への警鐘?『ダーク・ヴァネッサ』青春の仄暗さが妙に心をくすぐる恋愛小説|おすすめ本レビュー(ネタバレなし)
「スティーヴン・キング震撼!」という強烈な帯コピーにつられて『ダーク・ヴァネッサ』を手に取った。 性的虐待がテーマの“世界を震撼させた問題作”らしい。緊張しつつ読んでみたところ・・・ぜんぜん違った。 むしろ男でも共感できる、とても心に残る青春小説だった。
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