2023年6月– date –
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読書
ホンモノ宇宙飛行士が書くリアルSF『アポロ18号の殺人』知的好奇心を満たすミステリー|おすすめ本レビュー(ネタバレなし感想)
ゲームクリエイターで大の読書家でもある、小島秀夫監督が激推ししていたSFミステリー。本物の元宇宙飛行士が書いた、アポロ時代の宇宙開発競争のifにミステリーを掛け合わせたかなり異質な作品で、宇宙飛行士の人柄や開発競争の舞台裏がリアルに垣間見える。スリルあり、なるほどありの、とても満足度の高いエンタメ作品だった。 -
読書
【おすすめSF】読書でしか味わえないナナメな主人公がジワる『マーダーボット・ダイアリー』|おすすめ本レビュー(ネタバレなし感想)
主人公は警備ユニットと呼ばれる人型機械(アンドロイド)で、警備会社のプログラムを自らハッキングして自由を得た。所有する企業から見れば不良品とも言える、意思を持った機械である。 この“意思をもった機械”の描かれ方がとてもユニークで、それがこのシリーズのいちばんのおもしろポイントになっている。 -
読書
オリエンタルなファンタジーから反権力まで『折りたたみ北京』中国SFを知るアンソロジー|おすすめ本レビュー(あらすじ|感想)
『三体』を読み終えて衝撃の余韻にひたっていたところ、読書好きの友人に「これもおすすめ」と紹介してもらったのがこの中国SF短編集『折りたたみ北京』で早速読んでみた。三体の抜粋改作「円」が収録されているが、三体と趣の似ている作品もあり、まったく異なるファンタジックな話もあり、さまざまなアイデアが詰まっていて中国SFの自由と奥深さが見てとれる。 -
読書
ガンダムの元ネタも?パワードスーツSFの原点と最新を読みくらべてみた『宇宙の戦士』『この地獄の片隅に』|おすすめ本レビュー
パワードスーツといえば、日本では機動戦士ガンダムや新世紀エヴァンゲリオンなど巨大なロボットものから、海外はアイアンマンなど等身大の超人ヒーローまで、SF界ではとてもメジャーな存在だ。 パワードスーツSFの最新作を揃えた短編集『この地獄の片隅に... -
読書
読書雑魚の僕が最速で読めた小説『ミッキーマウスの憂鬱』ディズニーファンなら読むべき?|おすすめ本レビュー(ネタバレなし)
「ミッキーマウスの憂鬱」というタイトルを本屋さんで見かけてずっと気になっていた。想像していたのとは少し違ったが、ディズニーファンのツボをくすぐる内容でおもしろく、そしてとにかく“速く読めた”のが印象的だった。 -
雑記
【恐竜】親子で一生楽しめる恐竜学『大人のための恐竜教室』|おすすめ本レビュー
国立科学博物館の館長である真鍋真さんと山田五郎さんが恐竜について語る対談本。 恐竜の研究者に恐竜大好きな五郎さんがツッコミながら進行する形式で、終始たのしく驚くべき最新の恐竜事情が楽しめた。 -
読書
ミステリー初心者にもおすすめ『メイドの秘密とホテルの死体』世にも“かわいい”ミステリー|おすすめ本レビュー(ネタバレなし)
ミステリー大好きな小島秀夫監督(ゲームクリエイター)の推し本のひとつ『メイドの秘密とホテルの死体』を読んだ。 普段ミステリーはほとんど読まないのだが、面白い本を紹介している人が紹介しているミステリーは読む。 特に“人物が魅力的”という推され方をしているものは、好んで手を出しがちである。 この作品はミステリー初心者の自分でもかなり楽しめた当たり作品だった
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